好みの煎り大豆を作るレシピ

5色の煎り大豆

今回のテーマは、煎り大豆です。

煎り大豆といえば、節分の豆まきで使いますよね。

でも、そのままおつまみとして食べるだけではもったいない!

煎って火を通してあることで、さまざまな料理に手軽に使うことができるスグレモノなのです。

今回は、煎り大豆を自宅で作る方法についてお伝えします。

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1 煎り大豆の作り方

ミックス大豆

大豆、黒豆、青大豆、間作(カンサク)大豆、鞍掛(クラカケ)豆、黒千石(クロセンゴク)大豆、紅大豆のミックスを使ってみました

煎り大豆の作り方です。

  1. 洗った大豆に熱湯をたっぷりかけて、1時間ほど置きます。
  2. ざるにあげて水を切ります。できればすっかり乾くまで2〜3時間程度置きます。
  3. 煎ります。

    ①フライパンで作る方法

    鉄やステンレスなどのフライパンに2を重ならないように入れて強火にかけます。
    豆が弾けてきたら弱火に変えて15分くらい煎って、好みの加減まで煎りあげます。
    (テフロン加工のフライパンを使うのは危険なことがあります。注意してください*注1

    ②オーブンで作る方法

    天板に、豆を重ならないように並べ、180度に予熱したオーブンで50分ほど焼きます。オーブンならほったらかしで作れるので、もしあるなら、ぜひ活用してくださいね!

「煎り大豆っていうんだから、煎ればいいのよね」

私もそう思って、初めて煎り大豆を作ってみようと思った時は、食べられる硬さになる前に焦がして失敗した経験があります。

その後、お豆屋さんに「まずはお湯でふやかしてから煎るんです」と伺って、なるほど〜と思った次第です。

今回は、いろいろな大豆がミックスになっているものを買っていたので、それで作ってみました。

こんなことができるのも、自家製ならではの楽しみです。

ちなみに、大豆、黒豆、青大豆、間作(カンサク)大豆、鞍掛(クラカケ)豆、黒千石(クロセンゴク)大豆、紅大豆です。

昔は、マメ科の植物の根にある根粒菌の働きを利用して、空中の窒素を土壌に取り込むために、田んぼの畦(あぜ)には豆が植えられていました。

間作大豆は、そんな風に畦に植えられていたことから、こう命名されたそうです。

一般的な大豆と比べると粒が小さくて丸く、味が濃いことで知られます。

紅大豆は、山形県川西町で作られている在来の赤大豆です。

鞍掛豆は知らない方も多いかもしれませんが、個人的にだ〜い好きなお豆です。

1990年代、野沢温泉で初めて食べて、その美味しさに感動して以来、見つけると買ってしまうお豆です。

枝豆好きな人にはたまらないと思いますよ。

詳しくは以前ブログに書いていますので、ご覧くださいね。

青大豆のゆで方と美味しい食べ方〜豆を手軽に食卓にvol.4

2 好みの煎り大豆を作るための調整方法

煎り大豆をオーブンで作る

オーブンならほったらかしで煎り大豆を作れます

せっかく自分で作るなら、煎り加減を調整したいですよね。

①熱湯につけておく時間で、柔らかさを調整

柔らかさを調整するのは、熱湯に浸けておく時間です。

あんまりガリガリはいやですが、柔らかすぎるのも嫌なので、私は熱湯で1時間としています。

でも、ガリガリくらいに硬いほうが好きな人は30分程度に留めても良いでしょう。

また、柔らかめに仕上げたい場合は3時間程度浸けておいてもいいと思います。

②火を入れる時間と温度で、煎り具合を調整

長めに煎れば深煎りに、短ければ浅煎りになります。

熱湯につけておく時間をどのくらい取っているかによって豆に含まれる水分量が変わります。

水切りをどのくらいするかで、周りについている水分量も変わります。

なので、上に書いた時間はあくまでも目安と考えてください。

私はガスオーブンを使っているので、180度で50分だとちょっと深煎りになります。

浅めにしたい場合は、オーブンの温度を160度くらいまで落とす方法もあります。

まとめ : 家で作れば好みに仕上げられる

煎り大豆は熱湯で戻してから煎ります。

煎り加減や柔らかさの調整ができるのも、また豆の種類を選べるのも自家製ならでは。

市販のものとは香ばしさが全く違いますよ!

ぜひ作ってみてくださいね。

煎り大豆の活用法については、こちらのブログに書いているので、ぜひご覧くださいね。

煎り大豆があれば、ゆで大豆を買う必要なし!レシピ付き〜豆を手軽に食卓にvol.2

 

*注1)空焚き厳禁
フライパン等の加工に使われるふっ素樹脂は主にPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)また はPFA(パーフルオロアルコキシアルカン)ですが、これらの使用上限温度は 260℃です。

350℃ を超えると熱分解が始まり、有害な微粒子状物質やガスが発生すると言われています。

空焚きをすると5 分ほどで 350℃に達すると言われていますので、空焚きは厳禁です。

しかし、通常調理時(食材が入っている時)の器具温度は 150~190℃くらいです。

食用油を熱した時に煙が出始める温度が 約 200℃ですから、通常の調理温度ではまったく問題はありません。

(中略)空焚きは厳禁ですが、予熱や水分を飛ばすための加熱も慎むようにすると良いでしょう。

もし空焚きしてしまったら、すぐに火を止め、窓を開けて空気を入れ替えてください。

体に異常を感じたら医師の診察を受けて下さい。

引用:一般社団法人 日本化学工業協会(日化協)「ちょっと注目『ふっ素樹脂加工フライパンの空焚きに注意(PDF)』」

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ABOUTこの記事をかいた人

サステナブル料理研究家/一般社団法人DRYandPEACE代表理事
東大法学部卒。外資系金融機関等を経て、娘の重度のアトピーをきっかけに食の世界に。

食には未来を変える力があるという信念のもと、今のライフスタイルにあった乾物や米粉の活用法を中心にレシピを開発している。
料理教室の開催、企業向けメニュー開発、研修など多数。

料理を自由に発想でき、毎日の料理が楽しくなる独自の「ピボットメソッド」を考案。個人やメニュー開発が必要な方向けのトレーニングも行っている。

著書14冊。メディア出演多数。

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