ネパールのお米の乾物チウラ

ネパールの乾物チウラ

ネパールのチウラというお米の乾物、ご存知ですか?

ほぼ同じ内容の音声配信はこちらでお聴きいただけます。

目次
1 チウラとは?
2 チウラはどう食べる?
3 煎り米あれこれ
4   思ったこと


1 チウラとは?


ネパール全域で食べられているお米の乾物の名前はチウラ。

ネパールの暦のAsarという月の15日に祝われるDhan Diwas(田んぼの日とでもいうのでしょうか。田んぼの泥を塗りたくってお祝いすると言います)の食卓には、ヨーグルトとチウラは必須なのだとか。(例年6月終わりから7月初旬に当たります)

中でも、ネワル族(カトマンズ盆地にすむ少数民族)にとってチウラは欠かせない食べものなのだそうです。ネワリ語ではバジと呼ばれます。

伝統的には、新米を炊いてから炒って水分を飛ばし、木の臼と木の棒で餅つきのように突いて平らにして作られます。
作っている様子が映っているyoutubeを見つけました。
→ https://www.youtube.com/watch?v=7XX7kYv21LU&feature=youtu.be

チウラは、薄くて、ちょっと風が吹くと飛んで行ってしまいそうなくらいに軽いです。

素朴な疑問 例えば玄米茶に入っている玄米は煎ってありますが、あれを突いたら粉々に割れてしまうはず。
チウラはもっと白いので、完全に煎りあげることなく潰しているということなのでしょうか。
今度ネパール料理店にでも行って疑問解消します。
わかったら追記します。
→自分への宿題


2 チウラはどう食べる?


チウラはそのままスナックのように食べるのではなく、おかずと一緒に食べます。
例えばカレーや炒めものと、という感じです。
これは、家族がネパール料理店で食べたチウラをお土産に少し持ち帰ってくれたもの。

手前は、羊の舌の串焼き、左側は干し肉(スクティ)の炒めもののようです。
(スクティについてもそのうち書きますね。新大久保であれこれ買って食べ比べたことがあります)

以前、新大久保のある店でチウラを食べた時には特に美味しいとは思いませんでしたが、これは美味しかったです。
茶色く色づいているので、料理の時に煎り直していることで食感がいいのかもしれません。

乾燥しているから、お腹の中で水分を吸って膨れるので食べすぎ注意、です。

先日西葛西のインド食材店でもチウラが売られていました。
インドでも食べるのではなく、おそらくはネパール人も食材を買い求めにくるからなのでしょう。
今度聞いてみようと思います。
→ これも自分への宿題


3 煎り米あれこれ


煎り米といえば、内モンゴル、呼和浩特(フフホト)の煎り米は本当に香ばしくてとても美味しかったです。また買いたいくらい。

内モンゴルの煎り米

友人からお土産にいただいた押し玄米も、そういえば潰してありましたっけ。
これは、そのままおかずと食べるというよりは、お粥としての食べ方がパッケージに書いてあったので、玄米を手間をかけずにお粥にするために作られた商品でしょうか。
(煎ってないですが、炊いたご飯を乾燥させた干し飯の一種ですね)

押し玄米


4 思ったこと


お米は、炊くという「手間」がかかります。
いつでも食べることができるようにと、煎り米は、日々の食事作りを簡単にするためにまとめて作っておくというところから始まったのかもしれませんね。
そしてそれは軽く、長持ちすることから旅の携行食にもなり、またもしもの時の備えにもなったのでしょう。

お米はそもそも乾燥させることで長期保存ができるようになる乾物ですが、それをさらに調理した状態で乾物にした煎り米。

関東では滅多にみませんが(広島や九州のお土産としていただいたことがあるので、西ではまだお店で見ることもあるのでしょうか)、今、また見直してもいい食文化かもしれません。

 

 

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サカイ 優佳子

サステナブル料理研究家/一般社団法人DRYandPEACE代表理事 外資系金融機関等を経て、娘の重度のアトピーがきっかけで食の活動をスタート。 食には未来を変える力があるという信念のもと、今のライフスタイルにあった乾物の活用法を中心にしたレシピを開発。 料理教室、食に関する本のオンライン読書会などを主催。 料理教室対象に、オンライン化を含むサポートも行なっている。 著書14冊。メディア出演多数。 食に関するメルマガ「サカイ優佳子の 楽しく 美味しく未来を創る」などを発行 https://www.reservestock.jp/subscribe/113493

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