生活クラブ生協さんの自主グループからNPO法人になったフォーラムアソシエ。
昨日は、こちらの「食ラボ」が主催する4回連続講座の2回目の講師として、お呼びいただきました。
ほぼ同じ内容の音声配信はこちらでお聴きいただけます。
目次
1 15年前の「食育塾」
2 自分にしかできない料理教室とは?〜軸を探り確認する
①大手のクッキングスクールではなく、個人の教室に通うのはなぜ?
②こんな内容の2時間半でした
③言葉にして人に話すことは本当に大切
3 料理教室の先生のサポートを始めた理由〜私の軸
4 料理教室の先生対象の無料個別相談とメルマガのご案内
目次
1 15年まえの「食育塾」
実は15年ほど前、まだ自主グループだった頃に、「食育塾」の講師を7期勤めさせていただきました。
「感じる食育 楽しい食育」(コモンズ、2004年)の出版をきっかけに、「新しい食育の視点」という演題で、全国で講演をさせていただいていた時期です。
フォーラムアソシエさんでは、講演だけでなく、食育コーディネーターを養成する講座にしたいと実践的な内容をご希望。
食育とはどんなことかといった講義。
そして、講師希望の方々に事前にご自身の講座の計画書を提出していただいて添削。
当日は講座についてのプレゼンをしていただき、参加者全員で応援コメントや、もっとこうしたらいいのでは?といったアドバイスをしながら進めるワークショップ。
そんな内容でした。
そんな中から、たくさんの食育コーディネーターが誕生し、チームで学びあいながら10年以上も活動を続けてきているのは本当に素晴らしいことだと思います。
実は、「フォーラムアソシエでお世話になったんです」とお声がけいただくことは今もたまにあるのです。
先週、横浜の上大岡で開催した講座に、千葉の柏から駆けつけてくださった方もそうでした。
今回は、私が、料理の先生のサポートを昨年秋に始めたことを知ってご連絡いただき、料理教室の先生を中心とした19名の方々にオンラインセミナーを開催させていただくことになりました。
2 自分にしかできない料理教室〜軸を探り、確認する
① 大手のクッキングスクールではなく個人の教室に通うのはなぜ?
「料理教室」とgoogleで検索すると、なんと1億もヒット。
大手のクッキングスクールではなく、個人の料理教室に通う選択をするというのは、やはり通うだけの明確な理由がないと難しいのではないでしょうか。
その先生から習いたい!
そう思っていただくためには、通ってくださる方にとってどんな価値があるのかを考えなくてはなりません。
他にはないマニアックな料理が習えるからというのもあるでしょうし、手軽で美味しい家庭料理が習えるというのも理由になるでしょう。
気持ちいい空間や先生の雰囲気、通いやすい工夫、あるいは少人数制で丁寧に教えてもらえる、家から近いなどさまざまなことが考えられます。
でも、続けて通いたいな、そう思っていただけるのは、その先生が持っている想い=軸にあるのではないかと私は思っています。
それに共感してくれる人が集ってくれる。料理が美味しいのは前提ですけれどねw。
今回のセミナーでは、自分の軸は何なのか。
自分にしかできない料理教室とはどんなものなのか。
それは、自分のどんな思いや経験からきているのか。
を探ってもらうためのものとしました。
② こんな内容の2時間半でした
なぜ料理を教えたいのかから始まる6つの質問に事前課題として取り組んでいただきました。
課題についてグループでシェアしていただいたり、
1分自己紹介や他己紹介にチャレンジしてもらったり、
ヒーローインタビューというワークに取り組んでいただいたり、、。
zoomのブレイクアウトセッションで、たくさんのワークに参加していただきつつ進んだ2時間半でした。
③ 言葉にして人に話すことは、本当に大切
言葉にして人に話すことで、自分が思っていることが明確になったり、相手から質問を受けることで、考えてもいなかったような言葉が紡ぎ出されたり。
人と人とが話すことって、思っている以上に創造的な行為だと私は感じています。
今回も「ヒーローインタビューで、ノリノリでインタビューしてもらって、思ってもいない言葉がするする出てきました!」というご感想もいただきました。
マンツーマンでのサポートもさせていただいていますが、迷ってはいても、答えはその方の中にあるなといつも思います。私は、それが引き出されるような状況を作るお手伝いをさせていただいている感じです。
(もちろん、zoomを使っての教室の方法や、リザーブストックの活用法など、システム的なことについては、講義的に必要なことをお伝えしていますが)
3 料理教室の先生のサポートを始めた理由〜私の軸
「自分の活動を整理する方法をみつけました。」
「たくさんの気づきと自分の「軸」を見直す密度の濃い2時間半でした。サカイ先生の熱い思いとそれを実現されている姿にたくさんの刺激を受けました。」
「自分は何ができるか、何を求められているのか。など言葉にしたからこそ整理できた気がします。」
「たくさんの内容、考える機会を与えてくださって、本当に濃い2時間半でした。」
などのご感想を早速に寄せていただき、嬉しい限りです。
私が料理教室の先生のサポートをしたいと思ったのは、自分の過去の経験からでした。
子どもが生後4ヶ月で重度のアレルギー持ちであることがわかり、仕事をやめて専業主婦になりました。
夫は夜中まで戻ってこない。親は手伝える状況にはない。周りに友達は誰もいない。
社会から取り残されてしまったという絶望のような想いもよぎりました。
娘は痒くて1時間とまとまって寝てくれません。
睡眠不足と孤独の中で、今思えば育児ノイローゼ寸前の状態でした。
そんな経験から、娘が3歳になった時に、子育て中のお母さんが集える場を作りたいという一心で始めたのが赤ちゃん連れOKの料理教室だったのです。
その教室にたくさんの人が集まってきてくれたと思ったら、二番目の子のつわりが酷かったり、夫の転勤で海外に出たり。その都度振り出しに戻りながら、細々と続けてきました。
特に私の世代には、家庭の事情で仕事を辞めざるを得なかった女性は少なくないはず。
そんな女性たちが、得意な料理でまた社会に役立つ活動を始め、続けていくお手伝いができたら!という想いは、だから人一倍強いと思っています。
今マンツーマンで伴走させていただいているある方は、たくさんの経験や知識をお持ちの努力家です。
想いや軸もはっきりしていらっしゃるので、それがより多くの人に広がるお手伝いをさせていただけるのが、自分でも不思議なくらい本当に嬉しいし、私にとってのやりがいになっています。
4 料理教室の先生対象の無料個別相談とメルマガのご案内
料理教室の先生対象の無料の個別相談(20分)も受け付けているので、もし、料理教室を始めたい、あるいは今の教室をどうしたらいいんだろうとお悩みをお持ちだったら、ぜひ「言葉にして人に話すこと」からまずは一歩を踏み出してみませんか?
お手伝いをさせていただけたら、とても嬉しいです。
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