3月1日漁解禁!ホタルイカの美味しいレシピあれこれ

ホタルイカと菜の花の生姜醤油炒め

サステナブル料理研究家、一般社団法人DRYandPEACE代表理事のサカイ優佳子です。

2011年からは特に、現代のライフスタイルに合わせた乾物の活用法の研究、発信に力を入れています。

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「そろそろホタルイカの季節だなあ〜」とそわそわしてしまうくらい、なぜかホタルイカが好きです。

先日は、去年の漁期のものとわかっている、冷凍品を思わず買って食べてしまいました(安かったものでw)。

炒めものにするならあまり気にならないだろうと思ったのですが、やはり旬のものとは違って、フニャッとした食感に残念感がありました。

ホタルイカの旬はもうすぐ。

今回は、ホタルイカの美味しい食べ方をいろいろご紹介します。

ほぼ同じ内容の音声配信はこちらでお聴きいただけます。

standFM 「サカイ優佳子の 食卓で世界旅行

目次
1 大好きなホタルイカのシーズンは3月から
2 ホタルイカの美味しい食べ方
3 気になること


 

1 大好きなホタルイカのシーズンは3月から

ホタルイカの沖漬け

ホタルイカの沖漬けは、クリームチーズと合わせておつまみに

10年ほど前、富山県滑川市を仕事で訪れた時、ほたるいかミュージアムに立ち寄りました。

ホタルイカの存在はもちろん知っていましたが、それまで特に意識したことはありませんでした。

でも、市の役場の方の熱のこもった解説のせいか、その時以来、なぜかホタルイカ大好き人間に変身してしまったのです。

漁期ではなかったので食べることもできなかったのに、です。

ホタルイカの沖漬けを、お土産に買って帰りました。

それ以降は、ホタルイカを見つけるとついつい買ってしまうのです。

富山産のホタルイカは、例年3月1日に漁が解禁になり、5月まで続きます。

もうすぐ!

2 ホタルイカの美味しい食べ方

ホタルイカの酢味噌和え

定番は、ボイルしたホタルイカの酢味噌和え

さて、ホタルイカの美味しい食べ方。

まずは、お刺身!と言いたいところですが、近所ではたまにしか見かけません。

刺身で食べる際は、寄生虫の問題もあるので内臓は取り除くようにしてくださいね。

ほとんどの場合、手に入るのはボイルしたホタルイカです。

定番は、酢味噌和えでしょうか。

それも大好きなのですが、他にも大好きな食べ方が色々あります。

ホタルイカと青菜の生姜醤油炒め

ホタルイカと菜の花の生姜醤油炒め

ホタルイカと菜の花の生姜醤油炒め

例えば、上の写真は、同じ季節に旬を迎える菜の花との組み合わせ。

生姜のすりおろしと油をフライパンに入れて弱火で香りを引き出したら、ボイルしたホタルイカと菜の花を中火で炒め合わせて酒と醤油で調味します。

菜の花の茎の部分は火が通りにくいので、菜の花と炒め合わせる時は、菜の花も先に軽くボイルしておくようにしています。

小松菜なら、下ゆでしないでそのまま炒め合わせることができるので便利です。

小松菜のほろ苦さも、ホタルイカと合いますよ〜。

ホタルイカと小松菜の丼

ホタルイカと青菜の生姜醤油炒めは丼にしても

ホタルイカとクレソンのパスタ

ホタルイカとクレソンのパスタ

ホタルイカとクレソンのパスタ

クレソンも春先に美味しくなる野菜、大好物です。

これとホタルイカを合わせます。

刻んだにんにくと赤唐辛子をオリーブオイルとともに鍋に入れて弱火で香りを引き出したら、ボイルしたホタルイカを炒めます。

ホタルイカにほぼ火が通ったら、刻んだクレソンを投入して混ぜ、茹で上がったパスタを絡めます。

塩加減して、胡椒をたっぷりふりかけて。

ホタルイカのサラダ

ホタルイカのサラダ

ホタルイカのサラダ

ホタルイカは、柔らかい春菊の葉や、水菜などとともにサラダにするのもオススメです。

私は、マスタードを効かせたドレッシングで食べることが多いでしょうか。

オリーブオイル大さじ3に対して、白ワインビネガーが大さじ1程度。

粒マスタードは、好きな人は小さじ1.5程度加えても良いかもしれません(加減してください)。

塩胡椒で味を調えて。

ホタルイカのピリ辛おつまみ

ホタルイカのマリネ

ホタルイカのピリ辛おつまみ

ボイルしたホタルイカと、刻んだ玉ねぎ、万能ネギ、青唐辛子を合わせ、塩、胡椒、酢で調味します。

気になること

実は富山湾にくるホタルイカのほとんどは雌で、産卵のためにやってくるのだそうです。

そのため、プクプクと太ってツヤツヤして美味しいというのですが、卵を抱えた雌をそんなにとってしまって大丈夫なのか、気になるところです。

大好きなホタルイカの旬の時期を待つ楽しみ、食べる楽しみを持ち続けられるように(漁師さんにとっては、ずっととり続けていくために)、資源管理はしっかり進めていただきたい!と切実に思います。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

サステナブル料理研究家/一般社団法人DRYandPEACE代表理事
東大法学部卒。外資系金融機関等を経て、娘の重度のアトピーをきっかけに食の世界に。

食には未来を変える力があるという信念のもと、今のライフスタイルにあった乾物や米粉の活用法を中心にレシピを開発している。
料理教室の開催、企業向けメニュー開発、研修など多数。

料理を自由に発想でき、毎日の料理が楽しくなる独自の「ピボットメソッド」を考案。個人やメニュー開発が必要な方向けのトレーニングも行っている。

著書14冊。メディア出演多数。

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