乾物で東アジアの料理を作る

乾物といえば「醤油味の茶色い煮物」、「面倒くさそう」。
いえいえ、乾物は古くて新しい未来食なんです!

乾物に対する、そんな負の先入観をそぎ落とすべく、現代のライフスタイルにあった手軽で美味しい乾物料理を研究し始めたのが2011年。

11種類の乾物を自在に使いこなして42の料理に!
「乾物マジックレシピ」(山と渓谷社)に掲載されているレシピ全てを、著者自らが作り、解説する「乾物マジックマスター講座」を(2021年からは)オンラインで開催しています。

サステナブル料理研究家、一般社団法人DRYandPEACE代表理事のサカイ優佳子です。
2011年からは特に、現代のライフスタイルに合わせた乾物の活用法の研究、発信に力を入れています。

食品ロス削減、省エネ、もしもの時の備えになり、そして意外かもしれませんが、料理を時短にしてくれるのが乾物
いいことだらけの乾物を、ふだんの食卓に取り入れる方法を、このブログでもいろいろお伝えしています。

乾物に関する役立つ情報満載の無料メルマガを書いています。
ぜひ、乾物仲間になってくださいね!
乾物ってこんなに簡単!日々の料理を手軽に美味しく

なぜ乾物?について、インタビューを受けました。
20分ほどの動画です。ご覧いただけたら嬉しいです。
Re・rise News

サカイ優佳子

 

ほぼ同じ内容の音声配信はこちらでお聴きいただけます。

standFM 「サカイ優佳子の 食卓で世界旅行

1 講座の半分は質問時間?

活発な質問が飛び交います

10回連続講座の9回目の今回は、以下の4品を作りました。
  • 鯖缶と乾物の韓国風スープ
  • 乾物たっぷり万能肉味噌の炸醤麺風
  • 韓国風ナムル3種(干し椎茸、干し人参、切干し大根)
  • 卵液で戻した油麩のピカタ

9回目になると、初回から参加している方々は、もう相当な乾物の知識をつけています。

(この講座は、途中回からの参加もOKで、そこから10回の参加で卒業となります)

乾物料理は、包丁を使うことも少なく、ダシを別に取る必要もなく、短時間で料理できるので、解説しながらでも1時間かからずに4品を作り終わるのですが、そこからたっぷりの質問時間になります。

以前、取材していただいた新聞社の記者さんから

「みなさんとても熱心に受講されていて、乾物を日ごろから活用している様子がうかがわれました。」

とご感想をいただくほど、さまざまな質問が飛び交います。

また、すでに料理教室を主催していて乾物のことも教えている方々もいらして、乾物の保存方法や、料理の応用についてなど、皆の学びになる情報をいただくことも多いのです。

2 こんな料理を作りました

もしもの時に覚えておきたい、鯖缶と乾物の韓国風スープ

鯖缶と乾物で旨味たっぷりのスープに

鯖缶と乾物を使って、ダシとり要らずで美味しい韓国風スープを作ります。

高野豆腐、煎り大豆、切干し大根、干し椎茸(スライス)、干し人参など、たっぷり入るので、生の野菜を入れなくてもOK。

レシピではニラなどが入っていますが、これがなければ包丁要らずの調理も可能で、もしもの時には備蓄材料だけで作ることもできます。

調味料は、基本常温保存できるので。

春雨入れたり、パクチー入れたり(してみました)。ボリュームたっぷりで美味しかったです。

(M.M.さん 講座終了後に作ってみてのご感想)

ご飯と、麺と、パンと!万能肉味噌

乾物たっぷりピリ辛肉味噌

これまた乾物たっぷり野菜たっぷりの肉味噌です。

コチュジャンを入れて、甘くて辛い味に仕上げています。

本では炸醤麺仕立てでご紹介したのですが、いろいろな形で召し上がっていただけます。

講座参加者の方からは、「うどんと合わせました」の声も。

我が家では、洋風料理好きの家族が、この肉味噌とチーズを挟んでホットサンドを作ることもあります。

炸醤麺風、講座でもあっという間でしたが、実際つくってみてほんとうに手間なくサッとできて嬉しいメニューです。
少ない調味料と時短でこんなにおいしい肉味噌ができるとは!明日はごはんにのせて😊
(K.M.さん)

韓国風ナムル3種あれば、おうちでビビンパ

乾物3種をそれぞれナムルに

切干し大根、干しにんじん、干し椎茸は、それぞれ戻して調味します。

切干し大根は、加熱入らずの調理、ただ混ぜるだけです。

お肉を焼いて、これらと一緒に盛り付ければ、ビビンパ風。

下の写真は、肉味噌とナムルを盛り合わせたお丼です。

戻し汁には、風味や水溶性の成分が溶け出しているので、上にご紹介したスープに加えて無駄なく使います。

講座で作った料理をこんなランチにしてみました

切り干し大根のナムル、ずっと食べ続けられます(笑)
あと引くおいしさです。椎茸もニンニクのパンチがきいてます!
(M.M.さん)

干し人参は市販もされていますが、まだどこにでもあるというわけではないので、ほとんどの方がご自身で作るようになりました。

野菜を干して乾物にする方法も、お伝えしています。

ビールにぴったり、5分でできる油麩のピカタ

卵液で戻して焼くだけ、5分でできるピカタです

焼きたてをぜひ食べていただきたい。

卵とチーズで戻して焼くだけの手軽さで、周りはカリっとして、中はフハフハになるんです。

油麩は、揚げ麩なのでコクがあり、食べた時の満足感があります。

お麩は、小麦粉から炭水化物を洗い流して作るので、主な栄養は植物性のタンパク質です。

気軽に、食卓に取り入れてみてくださいね。

3 乾物マジックマスター講座に参加するには

乾物マジックマスター講座は、隔週で開催しています。

乾物は、食品ロス削減、省エネ、もしもの時の備えになる上に、実は時短!

そんなことに気づいて、環境にも家計にも優しい乾物ライフを始める人が増えてくれたら嬉しいな!

  • 単発受講も可能です。
  • どの回からでもご参加いただけます。
  • 10回全てに出席し(ビデオ受講可能)、課題を提出すると修了証を発行します。
  • 乾物料理を教え、広める側にもなっていただけます。

 

乾物マジックマスター講座の詳細は、こちらをご覧くださいね。

https://www.reservestock.jp/page/consecutive_events/7781

 

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ABOUTこの記事をかいた人

サステナブル料理研究家/一般社団法人DRYandPEACE代表理事
東大法学部卒。外資系金融機関等を経て、娘の重度のアトピーをきっかけに食の世界に。

食には未来を変える力があるという信念のもと、今のライフスタイルにあった乾物や米粉の活用法を中心にレシピを開発している。
料理教室の開催、企業向けメニュー開発、研修など多数。

料理を自由に発想でき、毎日の料理が楽しくなる独自の「ピボットメソッド」を考案。個人やメニュー開発が必要な方向けのトレーニングも行っている。

著書14冊。メディア出演多数。

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