春が旬!生めかぶの下ごしらえと美味しいレシピ

春の味覚、生めかぶ、食べたことはありますか?

2月半ばくらいから5月初めくらいまで、お店に並びます。

めかぶの下ごしらえの方法と、美味しい食べ方をご紹介しますね!

1 めかぶとは?

生のめかぶ

春が旬の生のめかぶ。お値段のお手頃さにも注目

生めかぶの美味しさに目覚めたのは1990年代、群馬県奥利根のスキー場に今もある「山路」というペンションででした。

オーナーが自分で建てたログハウスでの滞在は心地よく、料理も美味しくて、毎年のように通っていた時期がありました。

そこのお昼の定番の一つが、めかぶとろろ定食だったのです。

「なぜ山奥でめかぶ?」と思ったら、神奈川県の葉山に住む奥様のお友だちから毎年送ってもらっているとのこと。

当時私が住んでいた世田谷のスーパーでは、生のめかぶを見かけることはなかったので、とても珍しく美味しく、訪れるたびにこの定食をいただいていました。

めかぶは、わかめの根元の部分で生殖細胞が集まっているところです。

コリコリした食感で、普段食べるわかめに比べると磯の香りが強いのが特徴です。

普段食べるわかめは、塩蔵だったり、湯通し乾燥わかめだったりするからなんですけれどね。

めかぶは、免疫力の向上が期待されるフコイダンや、デトックス効果が高いと言われるアルギン酸などが豊富なことでも、注目されています。

岩手と宮城で生産量の7割になります。

2 めかぶの下ごしらえと、美味しい食べ方

めかぶを刻む

フードプロセッサーで刻めば簡単

めかぶは、3cm程度の長さにざく切りしてからフードプロセッサーにかけて細かくします。

フードプロセッサーがない場合は、包丁で切ることになります。

ぬめりが強く滑るので、気をつけてくださいね。

めかぶを湯通し

めかぶを湯通し

ざるとボウルを重ねてめかぶを入れたら、かぶるくらいまで熱湯を入れてゆすります。

茶色かっためかぶが、一瞬で鮮やかな緑色に変わります。

茶色い部分がなくなるまで、混ぜたら完了。

油通しためかぶ

湯通しして緑色になっためかぶ

ざっと水を切ってから、私は醤油とゆずの絞り汁、あるいは自家製の熟成ゆずポン酢で調味します。

めかぶとろろ

めかぶを醤油とゆずで

このまま、おつまみとして、あつあつご飯にかけて、パスタを和えてなどでいただきます。

ねばねば同志、長芋のみじん切りと和えても美味しいです。

めかぶと長芋、トマトの和えもの

めかぶと長芋、トマトのスープ仕立て〜鰹出汁で

おまけ

2015年、15年ぶりくらいに訪れた山路では、息子さんがイタリア料理を出していました。

それも、本当に美味しくいただいたのですが、オーナーご夫婦が作る素朴で美味しいお料理も懐かしく、お二人と昔話を楽しみました。

私にとっては、生めかぶは、奥利根の雪景色の想い出とともに味わう美味しさなんです。

ペンション山路

ペンション山路のダイニングルームにて

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

サステナブル料理研究家/一般社団法人DRYandPEACE代表理事
東大法学部卒。外資系金融機関等を経て、娘の重度のアトピーをきっかけに食の世界に。

食には未来を変える力があるという信念のもと、今のライフスタイルにあった乾物や米粉の活用法を中心にレシピを開発している。
料理教室の開催、企業向けメニュー開発、研修など多数。

料理を自由に発想でき、毎日の料理が楽しくなる独自の「ピボットメソッド」を考案。個人やメニュー開発が必要な方向けのトレーニングも行っている。

著書14冊。メディア出演多数。

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