柔らかい昆布を食べたい時にお勧め〜気仙沼の「にぎり昆布」

にぎり昆布

昆布といえば北海道。

なのですが、気仙沼で作られている「にぎり昆布」、昆布を柔らかく煮たい!という方には、これ、お勧めです。

2019年秋に新潟の柏崎市の今井商店さんが都内に出店しているときに購入して、初めてにぎり昆布の存在を知りました。
そして、一般に売られている「早煮昆布」に比べて昆布の風味が強いように感じます。

昆布ほぼ同じ内容の音声配信はこちらでお聴きいただけます。

目次
1 にぎり昆布とは?
2 どう使う?


1 にぎり昆布とは?


にぎり昆布は、気仙沼鹿折地区で養殖されている昆布で、握りこぶしくらいの大きさに束ねていることから「にぎり昆布」と呼ばれるのだそうです。

11月に種付けをして、5月に刈り取り(柏崎の今井商店さんのHP参照 https://is.gd/so9kVn )、干して整形して出荷されます(写真は、今井商店さんのHPからお借りしました。写真を撮らないまま食べてしまったので。また注文せねば!)。

一般の養殖昆布は、2年かけて育て、促成の昆布は1年ほどと言われているので、半年で出荷というのは超促成と言えるでしょう。

でも、養殖だから、促成だからよくないのかといえば、用途によってはとても使い勝手が良いのです。


2 結び昆布にも最適 柔らかいからこその魅力


私は、昆布を水に入れた状態で、冷水筒に入れて冷蔵庫にダシとして常備しているのですが、うっかり切らしてしまった時とか、鍋などで大量に使う場合、昆布の風味が欲しいなあ〜と思うことがあります。

そんなときに、にぎり昆布を食べやすい大きさに切って料理に入れると、昆布の香りが広がり、また短時間で柔らかくなるので、他の具と一緒に食べることができてとても便利。

これが例えば利尻昆布となると、簡単に柔らかくはならないし、そんなにすぐには昆布の旨味も出てこないように感じています(ちなみに、一番美味しい昆布だしのとり方を、蔵囲い昆布で有名な奥井海生堂さんでは60度で1時間煮ることとしています!)。

また、これからおでんもおいしい季節。
結び昆布も、10分ほども戻せばすぐに柔らかくなるにぎり昆布なら簡単に作れます。
昆布巻にももちろん使えます。

今井商店さんのHPには、煮ないで作れる?昆布の佃煮他、何点かにぎり昆布を使ったレシピが紹介されていますのでご参照くださいね。
http://kanbutuya-imai.com/newyawarakaduke.html

海の温暖化で、冷水を好む昆布の不作が言われるこの頃。
温暖化スピードを遅くするために社会が動くと同時に、一方で多少の水温上昇にへこたれない昆布の品種改良が期待されます。
通常の昆布は7〜9月に収穫されるのですが、にぎり昆布は5月に収穫。
もしかしたら、海水温が高い夏前に収穫をしているということなのでしょうか。
生産者さんに伺ってみたいです。→ 自分への宿題

 

 

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サカイ 優佳子

サステナブル料理研究家/一般社団法人DRYandPEACE代表理事 外資系金融機関等を経て、娘の重度のアトピーがきっかけで食の活動をスタート。 食には未来を変える力があるという信念のもと、今のライフスタイルにあった乾物の活用法を中心にしたレシピを開発。 料理教室、食に関する本のオンライン読書会などを主催。 料理教室対象に、オンライン化を含むサポートも行なっている。 著書14冊。メディア出演多数。 食に関するメルマガ「サカイ優佳子の 楽しく 美味しく未来を創る」などを発行 https://www.reservestock.jp/subscribe/113493

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