イラン料理の特徴は?ギリシャ風マリネって何?

世界の料理ギリシャとイラン

サステナブル料理研究家、一般社団法人DRYandPEACE代表理事のサカイ優佳子です。

2011年からは特に、現代のライフスタイルに合わせた乾物の活用法の研究、発信に力を入れています。

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目次
1 ギリシャ風料理とイラン風料理
2 作った3品のご紹介
3 インド風も加えて、テーブルの上は多国籍

1 ギリシャ風料理とイラン風料理

教室でご紹介した3品

ギリシャ風とイラン風の料理をご紹介

先日開催したオンラインの世界の料理シリーズでは、ギリシャ風の料理2品とイラン風の料理1品をご紹介しました。

ギリシャ風煮込み 牛肉のステイファド
イラン風卵焼き クークーもどき
いろいろ野菜のギリシャ風マリネ

 

一緒に作ることができるように、スパイスやハーブ類は事前にお送りしています。

今回お送りしたのは、
庭の無農薬ベイリーフ、クローブ、粒黒胡椒、乾燥ディル、シナモンスティック

スパイスやハーブは、まずは使ってみることが一番。

気に入ったら、そしてご自宅で他の料理にも使えそうということがわかれば、購入したら良いのです。

ウチのスパイスボックス

ウチのスパイスボックス。娘いわく「揃えたらもっとかっこいいのに」

私は、30年以上(笑)ハーブやスパイスを料理に加えることで、シンプルな料理が突然変身するマジックはすごい!と思ってきたので、自宅に数十種類のスパイスを揃え、庭にハーブを植えています。

2 作った3品のご紹介

ギリシャ風煮込み 牛肉のステイファド

牛肉のステイファド

牛薄切り肉で作ったステイファド

ギリシャでは、いろいろな具材でステイファドを作るようですよ。

牛肉(塊肉)、うさぎ、タコなど。

時間短縮&経済的&作りやすいということで、牛薄切り肉を使ってステイファド風を作ってみました。

「ストロガノフに似ていますね」とのコメントをいただきましたが、ちょっと違います。

玉ねぎ(現地ではエシャロット)を肉と同量程度たっぷりと入れるのが特徴

サワークリームを入れて煮込まない(見栄えのためにトッピングしましたが)

甘めの赤ワインで煮る(私は、シチリアの強精ワイン、マルサラを使っています。コクが出るように感じています)

イラン風卵焼き クークーもどき

イラン風卵焼き クークーもどき

イランの卵焼きクークーには、ハーブがたっぷり入っているのです

イラン料理は、フルーツとハーブをたっぷり使うのが特徴。

2011年に山形国際映画祭を訪れた時に観た「イラン式料理本」というドキュメンタリー映画には、イランの普通のお宅の食事風景が描かれていました。

それをみて俄然イラン料理に興味が沸いたんですよね。

予告編はこちら youtube「イラン式料理本」

とてもいい映画だったのでまた観たいと思ってはいるのですが、DVDが高い!

ところで、優佳子流クークーは、香菜、万能ネギ、パセリ、ディルなどの香草類をた〜っぷり、そして現地ではよく使うバーベリーというドライフルーツに替えて、色のきれいなラズベリーを入れてみました。

冷めても美味しいので、事前に作っておくこともできて便利な料理です。

いろいろ野菜のギリシャ風マリネ

ギリシャ風マリネ

marinade a la grecque

このギリシャ風マリネは、ギリシャでこういう料理を作っているのか、実はちょっとわかりません(笑)。

フランスで、marinade a la grecque(ギリシャ風マリネという意味)というと、レモンや酢などの酸味をきかせて、コリアンダーシードを入れて作るマリネのことを指すのです。

このマリネの配合は、2007年に出した「いそがしママの楽しい食卓レシピ」(サンマーク出版)という本でもご紹介していますが、多少の配合は変化しながらも、実はそれよりも前からずっとウチの定番です。

1999年のフランス在住時に、お隣のマダムピロラに習ったのか、、、。

ある時コリアンダーシードを切らしていて、ないままに作ったら、途端に味がボケたのです。

これには驚きました。

スパイスの力ですね。

この配合さえ覚えておけば、いろいろな野菜を使うことで、バリエーションは無限なので、とっても便利なのです。

3 テーブルの上は多国籍

世界の料理ギリシャとイラン

ギリシャ、イラン、インドの食卓

作った3品に添えたのが、ターメリックで色付けして、生姜とレッドレンティルを加えて炊いたインド風のご飯。

バスマティ米を切らしていたので、日本米ででしたが。

世界のいろいろな料理法を採り入れて、美味しく楽しい食卓を作っていきたいと思います。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

サステナブル料理研究家/一般社団法人DRYandPEACE代表理事
東大法学部卒。外資系金融機関等を経て、娘の重度のアトピーをきっかけに食の世界に。

食には未来を変える力があるという信念のもと、今のライフスタイルにあった乾物や米粉の活用法を中心にレシピを開発している。
料理教室の開催、企業向けメニュー開発、研修など多数。

料理を自由に発想でき、毎日の料理が楽しくなる独自の「ピボットメソッド」を考案。個人やメニュー開発が必要な方向けのトレーニングも行っている。

著書14冊。メディア出演多数。

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