豆をもっと食べたいと思っても、戻すのにも茹でるのにも時間がかかる、と思っている方、少なくないですよね。
でも、戻さずに使える豆や、茹で時間が短い豆もあるんです。
その一つがスプリットピー(Split Pea)。
split=割る、ですよね。
さてどんな豆なのか、どんな料理にむくのかを書いていきますね。
ほぼ同じ内容の音声配信はこちらでお聴きいただけます。
目次
1 スプリットピーとはどんな豆?
2 スプリットピーの使い方
1 スプリットピーとはどんな豆?
スプリットピーとは、豆の品種ではなく、エンドウ豆が半分に割れたものを乾燥したもののことを言います。
戻す必要がなく使えるのが便利です。
実は、以前疑問に思っていたことが二つありました。
なぜスプリットピーはエンドウ豆だけなんだろう?
一つ一つ豆を割るなんて、大変なこと。人件費がよほど安いのかしら?それとも機械で?
その後、エンドウ豆は、皮を剥いて乾燥させると、自然に二つに別れるということを知りました。
手や機械を使ってさらにきっちり割るというプロセスを経る場合もあるそうですが、そういう性質を持っているのだと聞いてなるほど!と思いました。
欧米やインドで広く使われていますが、日本では、少し大きなスーパーでないとなかなか見当たらないかもしれません。
とても便利だし美味しいんですけれどね。
2 スプリットピーの使い方
スプリットピーは、戻す必要がなく、そのままスープなどに入れて煮ることができます。
もう20年以上も前のことですが、当時近くに住んでいたインド人女性から、イエロースプリットピー入りの炊き込みご飯を作ってもらったことがあります。クミンやマスタードシードなどのスパイスの香りを立てて、少量のターメリックで色をつけて豆を炊き込むだけだったのですが、とても美味しかったのを記憶しています。
サラダなどに使う場合は、15~20分ほど茹でて食感を残して。
スープで楽しむなら、もう少し長め。
少し煮崩れてきた感じが好きだと1時間程度は煮る必要があります。
圧力鍋があれば速いですが(15分くらいでしょうか)。
加熱に時間はかかりますが、戻さなくていい分、思い立ったらすぐに作れる気軽さがあります。
この写真は、鶏もも肉と玉ねぎ、じゃがいもと一緒にクミン風味でコトコト煮たもの。
ブラウンレンティルでも同じ料理を作るのですが、より豆の食感を楽しみたいとなるとグリーンスプリットピーで作ります。
スプリットピー、ちょっと使ってみようかなという気になってくれたら嬉しいです。
サカイ 優佳子
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